いつも熱いご声援をありがとうございます。
金沢武士団では、神谷 政昭トレーナーが一身上の都合により退団することとなりましたので、お知らせいたします。

◎トレーナー
神谷　政昭（かみや　まさあき）
◆生年月日：1972年5月11日
◆出身：沖縄県
◆経歴：
八重山農林高等学校卒業
2012　浦添商業野球部トレーナー
2017　西原高校女子バスケ部、北中城高校男子バスケ部トレーナー
2023.8-2024.1 金沢武士団 トレーナー
◆本人コメント
石川県の皆様お元気ですか。
この度、退団する事になりましたトレーナーの神谷です。

私も元旦の地震の日に七尾市和倉の自宅にいて震災に遭いました。
とても凄い揺れで命の危機を感じました。
今だに眠れ無い日々を送っています。

現在は地元石垣島に避難して静養をしております。
シーズン途中に退団になりチームに大変ご迷惑をおかけする事になりますが、私自身が心身共に安定していない中、選手のサポートを出来る状態では無いので球団と話し合いの結果退団する事になりました。

今シーズン最後まで皆んなと戦いたかったのですがとても悔しいです。

特にいつもお世話になっている練習会場の田鶴浜体育館に避難されている皆様には何と言っていいのか、言葉が見つかりません。

1日でも早く復興復旧出来ます様に心からお祈り申し上げます。
短かい期間でしたが大変お世話になりました。

今後とも金沢武士団を応援宜しくお願い致します。

　　　　　　　　　　神谷政昭　拝

がんばろう能登
がんばろう石川県
がんばれ金沢武士団



◆金沢武士団　代表　中野秀光　コメント
神谷政昭トレーナー休養への想いを込めて

今期はじめより金沢武士団の為に尽力下さって頂いておりました神谷政昭トレーナーより、メッセージを頂きましたので、ご本人からの申し出から状況をお伝えさせて頂きます。

皆様もご承知の様に1月1日に発生しました能登半島沖地震は沢山の方々の生命と生活を奪いました。
金沢武士団の選手はバイウィークでしたので、故郷へ帰省中で、ほとんどが難を逃れましたが神谷トレーナーは故郷が石垣島と遠方でしたので、年明けの練習に備え七尾市のアパートで過ごしておりました。
それに加え、アパートが七尾市内でもダメージの強かった地域でしたので、その恐怖は計り知れなかったと思います。

実際私自身も中越震災で自宅が目の前で全壊をする経験を致しましたので、余震の恐怖はしばらくトラウマになった経験を知る者として、何としても災害関連死を出さない事が頭をよぎりました。

その様な中2日早朝に中越地震を共に乗り越えた故郷小千谷市の宮崎市長から連絡を頂き、いち早く2日には七尾市に物資を届けて下さいました、重ねてBリーグ島田チェアマンからも同じタイミングで連絡が入り全国の55クラブ様へ支援の依頼を出して頂きました。

金沢武士団のスタッフは、自らお世話になっております地域復興支援が先に立ち、復興支援活動をしております。

神谷トレーナーも一時白山市の黒島監督の自宅に避難しておりましたが、ご本人の意志で七尾市のアパートに戻り支援活動に尽力下さっておりましたが、ご本人から眠れないお話しをお聞き致しましたので、何としても休養を頂く事で穏やかな故郷石垣島にて今に至っております。

その様な中、皆様からの温かいご支援の元、練習再開の準備が始まりましたが、神谷トレーナーより未だトラウマから眠れない心労も有り退団のご連絡を頂き現在に至りました。
詳しいメッセージを控えておりましたがご本人からの希望から沢山の皆様にご心配をお掛けしたく無いとの意向を尊重させて頂きました。

神谷トレーナーの回復を心から願っておりますと共に、皆様からも引き続き神谷トレーナーへご声援を宜しくお願い申し上げます。


また、沖縄タイムス様に神谷トレーナーの記事が掲載されておりました。
有料記事となっておりますが、ご興味ありましたら御覧頂けましたら幸いです。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1292833